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お金と向き合う

私はお金がほしい、お金の使い方がうまくなりたいと願う割に、お金に関して無頓着だということに気が付きました。かろうじてお小遣い帳をつけたりもしていますが、なんていうか無頓着すぎて意味をなしていません。そもそも見返さないですし、何のために書いているんだろうとさえ思ってきました…。今までどうやって生きてきたのか、貯金してきたのか?しっかり向き合ってみることにしました。

お金について考えた時、真っ先に思い浮かんだのが先日の断捨離で気付いた買い物の失敗の共通点。そう、”未来のための買い物”です。そして買い物だけでなく、”未来のための行動”でもかなりやらかしてきたのです。

昨春行った断捨離だったため書くのを忘れていましたが、私は昔習い事や講座を受けるのが好きでした。ですが、この時に作ったものや資料などもほとんど全部手放しました。

ヨガや洋裁、ポーセラーツや料理教室はコースや長期で受けていましたが、ほとんどが単発で気になるものを片っ端からやってきました。陶芸やキャンドル、グラス、トンボ玉、カバン、財布作り、フラワーアレンジメントやリース、しめ縄、ハーバリウム作り、ふりかけも作りに行ったなぁ。それからピラティスやジム、ボルダリング、メイクや動物占い、ファイナンシャルプランナー講座などなど思い出せるだけでもざっとこんなに。毎月のように新しいことがしたくて、他にもいっぱいチャレンジしてきました。

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好奇心から行動したものもありますが…あの時の私はコンプレックスだらけで自信がなく、自分ではない何者かになりたくて、とにかく何かを身に付けたかったのだと思います。何か資格を取れば、特技や自慢できるものがあれば自信が持てるはずと考えていました。ネガティブな感情が行動の原動力だったのです。だからいつも満足できず、あれこれと手を出しては「何か違う」と心が満たされず、また次のことを始めるという負のループにハマっていました。

楽しかったし経験は無駄ではありませんが(そう思いたい…)、私はこれらの行動ではコンプレックスを克服できず、自信がないままでした。むしろやればやるほど自分の不器用さが目に付いたり、一緒に行った友人と比べて余計に落ち込んだりしていました。

自分を認められるようになったのは本当の好奇心を満たし始めてからです。「こんな自分になりたい、だからこのままではだめだ。もっと何かをしなければ」という”未来のための行動”ではなく、その時のやってみたい、行ってみたい、食べてみたいを大事にしてきました。

心から楽しめて満足できただけでなく、振り返った時に「あの時やりたいと思ってたことを叶えてる!」と嬉しくなり、自然と「今の自分いいかも」と肯定できるようになりました。そしてこの時の行動がお金として戻ってきたり、夢を叶えるきっかけにもつながってくれています。

何にお金を使うかという以上に、”ポジティブな気分で使うのか、ネガティブな気分で使うのか”が大切なんだと思います。他人から見て「えっ、それ買うん?そんなことにお金使うん!?」ということでも、自分が喜びを得られるものなら買った方がいいし、見栄やなんとなくの気持ちで買ったものは結局必要なくなってしまうはず。

今更ですが、なんだかすごく大切なことに気付けました。これからお金を使うことも貯めることも楽しくできそうです。

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