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娘が生まれて思い出した。私が髪を伸ばしていた理由

こんにちは、ライターの小澤まみです。

髪を短くしている娘は、よく男の子に間違えられます。ピンクや花柄を着せていても。間違えられるたびに、自分も子どもの頃、男の子に間違えられて嫌だったな~と思い出します。そして、その出来事があったから、髪を伸ばしていたことも。

娘の髪型と「僕ちゃん」

「短め、丸いフォルム」の娘

娘は生まれた時から髪の量が多く、会う人会う人に必ず髪のことを言われていました。すぐに伸びるので、最初は自分たちで切っていましたが、毎回変な髪型に…自分たちで切るのは諦めて、生後10ヶ月くらいから美容院で切ってもらっています。

オーダーはいつも「短め、丸いフォルムで」。洗うのも乾かすのも楽ちんで、娘に似合っていて、かわいい(親バカ)。

でも短いからか、花柄やピンク、フリフリの服を着せていても男の子に間違えられます。男の子前提で、「僕」「僕ちゃん」「男前やねぇ」と言われることもしばしば。話が続きそうなら「娘なんです」と訂正しますが、短い出会いなら、もう訂正しなくなりました。

私が髪を伸ばしていた理由

今はショート~ボブですが、私は10年以上前、ずっと鎖骨の下~胸くらいまでのセミロングでした。カラーをしたり、パーマを当てたり、楽しんではいましたが、15年来の美容師さんにも言われたくらい似合っていなかったみたい。

失礼な!と思いましたが、当時の写真を見返すと確かに似合っていない。似合う髪型をずっと探していたので、自分でもイマイチだったんでしょう。それでもセミロングだったのは、子どもの頃のトラウマがきっかけでした。

子どもの頃、りかちゃん人形に憧れていたのに、美容院で髪を短くされたことがあります(正確には母がオーダーした)。美容院で大泣きして母を恨んだので、娘が髪を伸ばしたいと言ったら伸ばすつもり。

周りからは好評でしたが(母の差し金?)、どこに行っても男の子だと言われ、子ども心に傷ついていました。言われるたび、めそめそしていて泣いたことも何度か。

そう、この出来事があったから、ボブにしたことはあっても、ずっと髪を伸ばしていたのです。

同じ出来事でも捉え方は人それぞれ

同じく男の子に間違えられたことがある知り合いは、「スカート履いてる男が、どこにおんねん!」と言い返したそう。言い方はアレですが、自分の気持ちをちゃんと言えて、いいなと思いました。

私は男の子に間違えられるたび、悲しくて泣いたり、恥ずかしくなったり、恨んだりしていたから。

今はまだ、娘はわからないと思いますが…男の子に間違えられるたびに、昔の私みたいに傷つかないか、内心ヒヤヒヤしているんです。

私がトラウマを克服してショートにするまでに、かなり長い時間がかかりました。今は笑い話ですが、レジで男の子に間違われて泣いたことをよく覚えているくらい、髪を短くされたのは、悲しい思い出とセットになっています。

ただ、同じ出来事でも、知り合いと私では反応が全然違いますよね。

娘はどうかな。私みたいに、めそめそするか、知り合いみたいに訂正するか(言い方には気を付けてほしいけど)。それともそんなこと気にせず、笑い飛ばすか。

どうであっても、自分の言葉で自分の気持ちを伝えられる子になってほしい。

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