阪急嵐山線「上桂駅」~「松尾大社駅」の間は1駅ですが、見どころが盛り沢山!しかも通り道にあったりするので行きやすいコースです。鈴虫寺や松尾大社が有名ですが、ぜひ自分だけのとっておきの場所を見つけてください!
もみじのアーチでお出迎え『浄住寺』
阪急京都線「上桂駅」より山田岐れ交差点に向かって歩き、さらに行くと石碑の目印があります。右に曲がると『浄住寺』、左に曲がると『地蔵院』に行けます。
810年に嵯峨天皇の勅願により、天台宗寺院として開創されました。境内全域が京都市の文化財環境保全地域に指定されていて、参道は青もみじのアーチが続きます。
また、色々な種類の竹もあり、珍しい亀甲竹も。知る人ぞ知るお寺で、観光地化されていないところが嬉しい。
住所:京都府京都市西京区山田開町9
別名「竹の寺」と呼ばれるほど竹林が素晴らしい『地蔵院』
2013年初夏 JR東海の「そうだ、京都、行こう」のキャンペーン寺院で、皆さんご存知、とんちで有名は一休さんが6歳まで育った場所です。
地蔵院は別名「竹の寺」と呼ばれるほど竹林が素晴らしく、足元に広がる苔も有名で、特に入り口から本堂へ行く参道は本当にきれいでした。
本堂の右側には京都市登録有形文化財の方丈があり、十六羅漢の庭は京都市登録名勝です。こちらは撮影禁止ですので、是非見に行ってください!平庭式枯山水庭園で、十六羅漢の修行の姿を表しています。
住所:京都府京都市西京区山田北ノ町23
拝観料:500円
HP:http://takenotera-jizoin.jp/
幸福地蔵様」が願いを叶えに家まで来てくれる『鈴虫寺』
1年中鈴虫が鳴いていることから鈴虫寺と呼ばれていますが、正式名称は『華厳寺(けごんじ)』です。
人気の理由は日本で唯一わらじをお履きになられている「幸福地蔵様」が、願い事をした人の家まで1つだけですが1軒1軒叶えに来てくれるのです。だから必ず名前と住所を願い事と一緒にお伝えしなければいけません。そして、こういったことを教えてくださる説法も魅力の1つです。
説法は30分ほどですが、すごく面白くて終始笑いっぱなしでしたが、その中に大切なこともいっぱい詰まっています。
場所:京都府京都市西京区松室地家町31
拝観料:大人500円
HP:http://www.suzutera.or.jp/
安産の神様としても有名な『月読神社』
松尾大社の7つある摂社の1つで、安産守護の社でもあります。撫でて祈願すると安産のご利益があるといわれている安産石こと「月延石」があり、撫でる際、社務所で「月の石」を受け取り、そちらに願い事を書いて「月延石」の上に置きます。
戌の日は神職が常駐しているので事前予約なしで御祈祷していただけますが、10:00~15:00までですのでお早めに。
他にも左右の石を撫でて願い事をする「願掛け陰陽石」や自己の罪や穢れを除く「解穢(かいわい)の水」、海上交通安全や水難除の「御船社」や境内の前には月読公園もあります。
住所:京都府京都市西京区松室山添町15
HP:http://www.matsunoo.or.jp/tukiyomi/index/
酒造の神様『松尾大社』
「松尾大社駅」より徒歩5分のところにあり、駅名にもなっている松尾大社は酒造の神様としても有名です。お酒の資料館もあり、無料で入ることができます。
また、本殿の隣には全国の酒造メーカーから納められた酒樽がずらりと並んでいて、その様子はまさに圧巻。美味しいお酒が造れますように、と願いが込められているのでしょうね。
松尾造りと呼ばれる珍しい建築様式である本殿は重要文化財に指定されていて、京都最古の社の1つ。
本殿の前には撫でるとご利益があるといわれている『幸運の撫で亀』と『幸運の双鯉(そうり)』が奉納されています。
『亀の井』や『霊亀(れいき)の滝』も有名ですし、『上古(じょうこ)の庭』、『曲水の庭』、『蓬莱の庭』を合わせて『松風苑(しょうふうえん)三庭』もあり、それぞれ特色が異なるので違いを見比べるのもいいかもしれません。
住所:京都府京都市西京区嵐山宮町3
HP:http://www.matsunoo.or.jp/
体力と時間があればぜひこちらも『梅宮大社』
『梅宮大社』は天皇から分かれた橘氏の氏神です。
酒造の神様であり、子授・安産の神様でもあります。またぐと子宝に恵まれていると言われている「またげ石」や、布団の下の敷くと無事安産できると言われている「産砂」が有名です。
猫が10匹以上いるため、「猫神社」とも呼ばれています。
神苑は梅宮大社のシンボルである梅を筆頭に季節のお花を楽しめるそうです。
お酒に子宝や安産、お花に猫。それぞれを目的にしても、欲張って全部を目的にしてもきっと楽しめると思います。
住所:京都府京都市右京区梅津フケノ川町30
HP:http://www.umenomiya.or.jp/
コメント