『大徳寺』には有名武将の塔頭が20以上もありますが、その中で今回おすすめしたいのが「高桐院」。こちらは今年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主役で明智光秀の娘・細川ガラシャのお墓があるのです!
『大徳寺』
1334年に創建された『大徳寺』は臨済宗大徳寺派の大本山で、有名武将の塔頭が20以上もあります。ただ、そのほとんどが内部非公開。そのため観光地化されていませんが、見どころがたくさんあるので訪れてほしいお寺の1つです。
『大徳寺』と豊臣秀吉
武将の塔頭がこんなに多い理由は豊臣秀吉が関係しています。秀吉がこちらで織田信長の葬式を盛大に行い、これがきっかけで他の武将たちが秀吉に取り入ろうとして建立していったのです。
また、とんちで有名な一休さんが住職を務めていたり、千利休にゆかりが深いお寺としても有名です。そしてなんとこちらの山門が千利休の切腹のきっかけになったと言われています。1階部分だけ作られて放置されていた2階部分に「金毛閣」を加えて、雪駄を履いた千利休の木像を納めたため、「この秀吉に股下を通らせる気か!」と秀吉を怒らせてしまったためです。朱色の立派な山門ですが複雑ですね…
「高桐院」
私は毎週大河ドラマ「麒麟がくる」を楽しみにしていて、だからこそ「高桐院」は行きたい場所の1つでした。戦国武将だった細川忠興とその妻であり明智光秀の娘・ガラシャのお墓があるからです。ガラシャ(たま)役が芦田愛菜さんということもあり、さらにこれから期待が高まります!
左右が楓に囲まれていて、静かで趣がありとても素敵な空間でした。写真で見る以上です。受付までは無料で見学をすることができるので、是非ご自分の目でお確かめください。私は『大徳寺』が散歩コースだったらどれだけいいだろうと未だに思っているくらい好きになりました。
織田信長の葬式を行ったお寺にガラシャのお墓があるなんて…運命の悪戯かもしれません。聞いたことがある歴史上の話が、こちらのお寺で起きていたと思うと様々な思いが込み上げてきました。
詳細情報
『大徳寺』
住所:京都市北区紫野大徳寺町53
HP:http://www.rinnou.net/cont_03/07daitoku/
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