母が樹木希林が好きで(知らなかったけれど)貸してくれました。
私はそんなにドラマや映画を観ないので正直彼女のことをあまり知らず、亡くなられてからすごい方だったと気付きました。
CMは印象的なものが多く結構覚えていますが、それ以外の彼女を知らないことを今更ながら悔やみました。
本書は内田裕也との結婚直後のインタビューからテレビや雑誌、新聞などに掲載されていた120の名言が紹介されています。
常に自然体だった樹木希林。
名言も自然体でありのままの彼女が詰まっています。
生、病、老、人、絆、家、務、死の8章あるので、きっと琴線に触れる言葉に出会えるはず。
楽しむのではなくて、面白がることよ。
楽しむというのは客観的でしょう。
中に入って面白がるの。
面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中。
私はこの言葉にハッとさせられました。
楽しむことは常に意識していますが、客観的だったとは。
彼女はガンになったことすら面白がって、愚痴を言わず全てを受け入れていました。
私は「~しなくてはいけない」「~でなければいけない」と自分で自分を苦しめることが多いので、”面白がる”という発想で色々な呪縛を解けたらいいな。
自由とはまさにこの人の言葉だと思った1冊です。
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