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<髙田郁>あきない世傳 金と銀 6

最初から試練、試練で辛くて読み終われるか心配になりました。

ただ、正直悲しむ間もないほど色々なことが起こります。

守るべき暖簾に「女名前禁止」の掟、新町廓の嫌がらせなど悲しみ、怒り、喜び…様々な感情を伴い、いざ江戸へ。

江戸に連れていく人へ依頼するシーンはぐっとくるものがあり、何度も読み返しました。

まさかのあの人ですが、すごく嬉しい。

自分の仕事を見ていてくれただけでなく、「片腕として」と言ってもらえるなんて。

なんか、本当に嬉しかったです。

私はこのシーンが1番好きです。

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幸の妹、結もだいぶ強くなりました。

泣き虫で泣き言ばかり言っていたので心配していましたが、後々は彼女も幸の片腕になるかもしれません。

五鈴屋のみんなが1つの目標に向かって進む姿にリーダーのあるべき姿を考えさせられました。

「商い戦国時代の武将になる器」を持っている幸ですが、力だけでは誰も動きません。

優しさや気配り、心遣い。

何より人を大事にしているからこそ、みんなついてきてくれるのだと思います。

大阪と江戸は全然違うので、どんな知恵を絞って「買う手の幸い、売っての幸い」を実現させるのか。

知恵を武器に討ち入り、笑って勝ちに行く幸が想像できますが、これからも訪れるであろう試練が気になります…

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