私が好奇心を持っているものやことなどを#阪急沿線好奇心日和 で満たしてきました。
たぶん学校行事で観に行ったことがあると思うのですが…全然記憶がないほどの初心者なためわかるかなと心配していましたが、杞憂に終わりました。
イヤホンを借りたというのも大きいのですが、文楽鑑賞教室の上演だったからです。
大阪で生まれ、大阪人が育んできた芸能で無形文化遺産の文楽。
もっと身近に親しんでもらうために開場の年から毎年(今年で36回!)この教室を上演されています。
内容は文楽を代表する演目「五条橋」に解説、人形浄瑠璃3大名作の1つ「菅原伝授手習鑑」でした。
元々、牛若丸と弁慶の出会いを描いた「五条橋」が好きだったことやわかりやすい解説のおかげでぐっと文楽の世界に引き込まれました。
文楽については本で読んで興味を持っていましたが、見ると聞くとでは大違い。
登場人物のセリフや状況説明などをマイク無しで1人で語る太夫に登場人物の心情を奏でる三味線。
その中でもまるで生きているかのような人形が1番印象深かったです。
基本的に1体の人形につき「主遣い(おもづかい)」、「左遣い」「足遣い」の3人で操ります。
それぞれ右手、左手、足を操作していて、事前に展示室で見ていた人形の操作方法を詳しく説明してくれたので、より理解することができました。
女方の足さばきや喜怒哀楽を表す表現方法は見習わなくては…
「菅原伝授手習鑑」は「寺入りの段」と「寺子屋の段」を上演されましたが、すごく辛くて悲しい話で泣きそうになりました。。
大阪人として大阪発祥の伝統芸能に触れられて良かったです。
<第36回文楽鑑賞教室@国立文楽劇場>
住所:大阪府大阪市中央区日本橋1-12-10
開催期間:2019.6.7~2019.6.20
アクセス:地下鉄、近鉄「日本橋駅」より徒歩1分
阪急電車で来られる場合の乗り換え駅
阪急各線「梅田駅」
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