阪急沿線を離れて京都小旅(こたび)をしてきました。
勧修寺とは地下鉄東西線 小野駅を挟んで反対方向にありますが、15~20分くらいで行けるのでセットでの観光をおすすめします。
随心院は真言宗善通寺派の大本山。
そして誰もが知っている絶世の美女・小野小町の実家跡とも言われています。
小野小町と言えば「深草少尉の百夜通い」でも有名ですよね。
このエピソードはフィクションですが、深草少尉のモデルとなった人は実在して、随心院にはその伝説が残っています。
「深草少尉百夜通い」とは、小野小町に100日間毎日通い続ければ求愛を受け入れると言われた深草少尉が、大雪の100日目に凍死してしまうお話です。
深草から小野までは5kmもあります。
惚れた弱みというのか…
ですが私は小野小町も100日目楽しみにしていたのではないかと思っています。
じゃないとあまりに不憫で可哀想。
小町文塚や化粧の井戸、地蔵菩薩なとが安置されているので、それらを見ながらあれこれ想像するのも楽しかったです。
とはいえ、いつの時代も恋って切ないなと思いました。
また、随心院は梅の名所とも言われていて、はねず(薄紅色)の梅の木がたくさん植えられていました。
3月の最終日曜には随心院前庭に舞台を組んだ小野小町を偲ぶ「はねず踊り」が催されます。
梅の時期はまだまだ先ですが、小野小町の美貌と才能にあやかって参拝してきました。
ご利益がありますように…!
<随心院>
住所:京都府京都市山科区小野御霊町35
時間:9:00~16:30
拝観料:大人 500円
中学生 200円
アクセス:地下鉄東西線「小野駅」より徒歩5分
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