応仁の乱の際、山名宗全が率いる西軍がこの辺りに陣を置いたことから呼ばれるようになった「西陣」。ノスタルジックな街並みで見つけた可愛いお店をご紹介します。
銭湯をリノベーションしたカフェ『さらさ西陣』
こちらは築80年の銭湯をリノベーションしたカフェです。高い天井や和製の可愛いマジョリカタイルが貼られいて、キョロキョロすること間違いなし!
たぶん番台や更衣室が1階、浴場が2階だったと思いますが、階段を上がってお風呂に入るのが意外でした。2階は男湯と女湯に分かれていたんだろうなとわかるように、仕切りの壁が残っています。壁の左右はソファー席とテーブル席に分かれていたり、1階と2階でも雰囲気が異なるため、何度行っても毎回新しい発見があります。さらにトイレがお店の真ん中にあったり、段差が多かったりと面白い!そう、銭湯だった名残があって不思議な雰囲気を味わえます。
今回はカフェの利用でチャイをいただきましたが、お食事やスイーツもお好みでどうぞ。
今まで色々なお店で飲んだことがあるチャイですが、こちらのは砂糖ではなくハチミツがお供でした。意外と思いましたが、これが合うのです。スパイスがあまりきいていないから、どちらかといえばミルクティーに近く、チャイが苦手な方も飲みやすいと思います。
お土産にもしたい『 蜂蜜専門店ドラート』
こちらの蜂蜜専門店は世界中から集められた珍しいハチミツが販売されています。花の違いによって色や味が変わるそうで、見たことがない色のハチミツがたくさん置いてあります。
種類の多さもさることながら、なかなかお目にかかれない貴重なものもあるので、きっとハチミツ好きな方の好奇心をくすぐってくれるはず。パンに塗ったりヨーグルトに入れたり、それぞれに合うハチミツを教えていただけるので、「多すぎてどれを選んだらいいかわからない!」ということにならないのでご安心を。また、テイスティングさせていただけるので、購入後「思っていたのと違う…」ということにもなりません。
何より好きなのが路地裏の隠れ家みたいな町屋の店舗。こちらの路地は私有地で「三上家路地」と呼ばれています。石畳の路地を歩いていくと、柔らかな灯りが黄金色に輝くハチミツの世界に誘ってくれます。
〝町屋ででハチミツ〟という面白い組み合わせはなかなかないと思うし、路地自体が不思議な空間。アニメのモデルにもなったというのも頷けるほど、一見の価値があります。そんな西陣の観光名所の1つで、ハチミツをお土産に選んでみませんか?
詳細情報
『さらさ西陣』
住所:京都市北区紫野東藤ノ森町11-1
時間:12:00~22:00
定休日:水曜日
HP:https://www.cafe-sarasa.com/
『京都西陣 蜂蜜専門店ドラート』
住所:京都市上京区西陣紋屋町323
時間:13:00~18:00
定休日:木曜日
HP:http://dorato.net/
コメント