最初にタイトルを見た時は「総理である夫を支える妻」の話かと思っていました。
読んでびっくり。
日本初の総理大臣に選ばれた妻である相馬凛子を支える夫・日和(ひより)目線で書かれた日記だったからです。
凛子総理の誕生からスタートした日記には総理になったきっかけや彼女の苦悩、どれだけ日本のことを思っているかが書かれていて、何度凛子が本当の総理だったら…と思ったことか。
凛子総理なら絶対についていきます。
国会中継も見入ってしまいます。
だって本気で日本を変えようとしているから。
凛子みたいに本気で日本を変える総理が現れてほしいです。
美人で若くて才女。
まさに完璧で世の女性がほしいものを全て持っている凛子ですが、何より羨ましいのは日和と結婚したことです。
財閥の次男ということよりも「おめでたい」性格で少し頼りないところが可愛い日和。
途中「何やってるの!」と本気で怒りそうになったシーンもありましたが、それでも彼の癒しや支えなしでは凛子は総理になれなかったと思います。
裏切りや予想外の出来事に遭遇するたび、日和は日和なりの方法で一生懸命凛子を守ります。
そして、この行動が凛子を助けることにもつながります。
総理の仕事は分刻みでとても忙しく、プライベートな時間も夫婦の時間も取れません。
それでもこの国を変えるため、凛子総理は寝る間も惜しんで頑張っていて、日和はもはや生活の1部となっている趣味を手放します。
消費税増税も凛子総理なら素直に受け入れられるくらい国民のことを考えてくれていて、その姿がまぶしい。
近い将来、日和のこの日記が実現したら嬉しいです。
なお、「本日はお日柄もよく」を読まれてからだとより楽しめると思います。
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