私が好奇心を持っているものやことなどを#阪急沿線好奇心日和 で満たしてきました。
こぢんまりとしていますが、苔や竹林がきれいで静かで落ち着ける場所でした。
祇王とは平清盛の割愛を受けた白拍子(歌舞の一種を演じる)のことです。
平家物語にも出てきます。
平清盛は祇王のために故郷の野洲に水路(祇王井川)まで作りましたが、仏御前に心を奪われて祇王を捨ててしまいます。
その悲恋の舞台になったのが祇王寺なのです。
平清盛によって都を追われた祇王が、出家して入寺した尼寺です。
自殺しかけたほど悲しんだ祇王は、こちらでどのように過ごしたのでしょう。
「平清盛なんかさっさと忘れて次にいき!」と言いたくもなりますが、恋を失った切なさはわかります。
そういった悲哀話もあり、庭園を覆う苔や青もみじはとても美しいのですが、なんとなく寂しくも感じられました。
誰かとワイワイというよりも、1人でしっとりと平家物語に思いを馳せて、物悲しさを味わうのも祇王寺での1つの過ごし方かもしれません。
是非、文句無しの美しい庭園をのぞいてみてください。
また、祇王寺は大覚寺の塔頭寺院のため、両方行かれる方は拝観料が800円が600円に割引きされるそうです。
大覚寺は500円、祇王寺は300円なのでお得ですが、2ヶ所は徒歩で25分ほど離れています。
少し離れていますが、ご参考までに。
<祇王寺>
住所:京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
時間:9:00~17:00(受付終了16:30)
拝観料:大人 300円
小人(小中高)100円
アクセス:阪急嵐山線「嵐山駅」より徒歩33分
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