私が好奇心を持っているものやことなどを#阪急沿線好奇心日和 で満たしてきました。
それまでも京都にはよく行っていましたが、ついて行くことが多かった私。
それが万城目学さんの「鴨川ホルモー」とスピンオフの「ホルモー六景」を読んで、本当に京都が好きになり、1人でも行くようになりました。
「鴨川ホルモー」は京大生を中心とした奇想天外なサークルの話で純然たるフィクションなのですが、「もしかしたらもしかするんじゃないか…」「本当に何かいるんじゃないか…」と思わせてくれるのはやはり京都が舞台だからではないでしょうか。
と、ホルモーについてはどれだけでも語れてしまうのでこの辺にしておきますが、六道珍皇寺は「ホルモー六景」の舞台の1つで、地獄を覗き見できる場所なのです。
あの世とこの世の境界線「六道の辻」にあります。
六道とは地獄道・飢鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道の妙界のことで、死後、閻魔大王に裁かれてこの六道を輪廻転生すると言われています。
だから門をくぐる時はドキドキします…!
閻魔堂で閻魔大王に挨拶して、冥界まで響くと言われている迎鐘を鳴らして、いざあの世へつながっていると言われている「冥土通いの井戸」へ。
こちらは本堂の背後にあり、近付くことが禁止されているため、指定された建物に嵌められた格子からのぞきます。
母親を救い出した小野篁(たかむら)は、その条件として夜毎井戸を通って冥界に行き、閻魔大王の補佐をしていたそうです。
格子から井戸までは離れていますが、見ていたら近付くことを禁止されているのがわかります。
もし落ちても冥土の出口「黄泉がえり之井戸」があるから大丈夫かなと思いつつ、やはり怖い。
読んでから行っても良し、行ってから読んでも良し。
ホルモーとセットだとより楽しめると思います。
<六道珍皇寺>
住所: 京都府京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595
アクセス:阪急京都線「京都河原町駅」より徒歩17分
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