阪急沿線を離れて京都小旅(こたび)をしてきました。
森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」を読んだ方ならさらに行きたくなるこちらのお店は、昭和5年に創業された老舗カフェで、京都市内に何店舗かある進々堂とは異なります。
どちらもパン屋やカフェがあるので、私もつい最近まで同じだと思っていました。
フランスに留学していた創業者が「大学の先生や学生たちが落ち着いて勉強できるように」と思いを込めて開業された店舗は、レトロモダンな雰囲気。
店内の撮影はNGのため行ってからのお楽しみですが、重厚なテーブルや長イスが学校みたいでした。
こちらに来たら絶対食べたいカレーパンセットが給食で出てきたようなカレーだったため、さらに学校にいる気分に。
サラサラとしていて辛くなく、お肉がゴロゴロと入っています。
まるで給食係の友達が、内緒で多めによそってくれたようで嬉しくなりました。
たぶんこちらは誰にでも同じ量をよそってると思いますが。
実はフランスパン発祥の地で、元々パン屋だったそうです。
だからパンもフワフワで美味しくて、素朴な味。
カレーにつけたりポテトサラダを挟んだりして、カスタマイズも楽しみました。
パン屋も併設されていて、私が行った時は定休日でしたが、店内のショーケースのパンの購入は可能です。
事前に聞いてくれますが、コーヒーはミルク入り。
普段はブラックで飲みますが、おすすめに準ずる派なので久しぶりに飲んでみたら、優しい味でホッとできました。
「夜は短し歩けよ乙女」のラストで先輩と黒髪の乙女が初デートの待ち合わせをした場所で、巡礼地めぐりでは外せないスポット。
私もなんだかドキドキする時間を過ごしてきました。
母とでしたが…
<進々堂 京大北門前>
住所:京都府京都市左京区北白川追分町88
時間:8:00~18:00(L.O.17:45)
定休日:火曜日
アクセス:京阪電車「出町柳駅」より徒歩13分
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