阪急沿線を離れて京都小旅(こたび)をしてきました。
私は本当に庭園が好きなんだなとつくづく思います。
特に日本庭園。
こちらは東本願寺の飛地境内地(別邸)で、三代将軍 徳川家光から寄進された土地です。
また、光源氏のモデルとされていた源融(みなもとのとおる)の邸宅だと言われています。
ただ、源融愛用の塩釜を掘り当てたことが理由ですが、近年の研究では否定的な意見が強くなっているそうです。
本当のところはどうかわかりませんが、「源氏物語」と関わりがあると思った方が雅な気分になれます…!
さて、「源氏物語」も気になるところですが、私の目的はこちら。
京都タワーを借景としていて、庭越しに見ることができるのです。
さらに角度や場所によっては、鏡みたいに池に映ってまさに穴場スポット。
私が撮った写真はちゃんと撮れていなかったので割愛…
庭園は「池泉回遊式庭園」です。
詩仙堂を開いた石川丈山(いしかわじょうざん)の作庭と言われていて、詩仙堂が好きな私はどうりで落ち着くし好きなわけだと納得。
広大ですがいただいたパンフレットがとてもわかりやすくて、「渉成園」の十三景や諸建築、名物や景物を全て見逃さずに見ることができました。
来園する際、庭園施設の維持や保全のため500円以上の協力寄付金が必要ですが、こちらのパンフレットだけでも500円以上の価値があります。
珍しい建物も多く、特に「傍花閣(ぼうかかく)」は名前の通り傍らの桜を見ることができる建物ですが、初めて見る楼門作り。
左右の側面に山廊と呼ばれる階段の入口があり、階上には四畳半のお部屋があるそうです。
私はなんだか不思議で、その存在感を放つ建物が気になって仕方ありませんでした。
京都駅周辺を案内することになったら、絶対候補に入れる「渉成園」。
連れて行ってあげたらきっと喜んでもらえると思います。
<渉成園>
住所:京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
時間:3月~10月 9時~17時(受付は16時30分まで)
11月~2月 9時~16時(受付は15時30分まで)協力寄付金:500円以上
※500円以上お納め頂いた方には、「渉成園ガイドブック」を贈呈させていただきます。
アクセス:JR「京都駅」より徒歩10分
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