最初から試練、試練で辛くて読み終われるか心配になりました。
ただ、正直悲しむ間もないほど色々なことが起こります。
守るべき暖簾に「女名前禁止」の掟、新町廓の嫌がらせなど悲しみ、怒り、喜び…様々な感情を伴い、いざ江戸へ。
江戸に連れていく人へ依頼するシーンはぐっとくるものがあり、何度も読み返しました。
まさかのあの人ですが、すごく嬉しい。
自分の仕事を見ていてくれただけでなく、「片腕として」と言ってもらえるなんて。
なんか、本当に嬉しかったです。
私はこのシーンが1番好きです。
幸の妹、結もだいぶ強くなりました。
泣き虫で泣き言ばかり言っていたので心配していましたが、後々は彼女も幸の片腕になるかもしれません。
五鈴屋のみんなが1つの目標に向かって進む姿にリーダーのあるべき姿を考えさせられました。
「商い戦国時代の武将になる器」を持っている幸ですが、力だけでは誰も動きません。
優しさや気配り、心遣い。
何より人を大事にしているからこそ、みんなついてきてくれるのだと思います。
大阪と江戸は全然違うので、どんな知恵を絞って「買う手の幸い、売っての幸い」を実現させるのか。
知恵を武器に討ち入り、笑って勝ちに行く幸が想像できますが、これからも訪れるであろう試練が気になります…
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