いつも元気をもらえる宝塚歌劇。
どの組も大好きで観劇しているので、#阪急沿線宝塚歌劇を忘備録も兼ねて書いていきます。
ポスターとあらすじを読んで楽しそうと思っていましたが期待以上でした。
終始笑いっぱなしで、悪い人も出てこないから明るく楽しい気分で観劇できます。
舞台は上海やマカオ、シンガポール。
上海の天才料理人として世界的に有名なホン演じる紅ゆずるさんですが、あまりの天狗っぷりに弟子のリー(礼真琴さん)にその座を奪われてしまいます。
地位も職もお金も何もかも失って、お腹を空かせて辿り着いた先はシンガポールの食堂。
そこで切り盛りしているアイリーン(綺咲愛里さん)は行方不明の父親に変わって、仲間たちと食堂を守っています。
あまりにもお腹を空かせた状態のホンに食事を提供しますが、全てを失ったホンはたった4ドルも払えません。
仕方ないので食堂で雇うことにすると、ホンの腕やネームバリューも相まって、たった1ヶ月で人気店に。
そして世界最高の料理人を決める“ゴッド・オブ・スターズ”への参加資格も得られることになるのですが、ライバルや難題な料理、思っていたのとは全く異なる料理教室…と容易にはいきません。
ですが、その中での出会いや気付きを経て、成長していくホンが見られます。
さらにアイリーンとの恋愛模様も見どころの1つです。
お人形さんみたいに可愛い顔のアイリーンが、健康サンダルでカンフーをしたり料理がとてつもなく下手だったりする姿が個人的にツボでした。
悲しい過去を抱えながらもいつも元気で周りを明るくするアイリーンが可愛くて、応援したくなります。
少年マンガのヒロインみたい!
ホンとの掛け合いも面白いですし、こんなに笑った宝塚歌劇は初めてかも。
レビューの「エクレール ブリアン」は打って変わって笑いなしです。
宇宙がテーマなので衣装もゴージャスですごくきれい。
ですが、シックで大人な演出もあり、特に大好きな黒燕尾服のダンスはかっこよくて言葉が出ません!
きれいに揃っていて圧巻でした。
ずっとこれだけを見たいと思うくらい大好きです。
10月で紅ゆずるさんと綺咲愛里さんが共に退団されるので、ラスト公演となる今作品。
梅雨の時期ですが湿っぽさ0で、こんなに楽しいコメディが観劇できて楽しくお別れができました。
じめじめしたこの時期にぴったり。
嫌な気分も悲しい気持ちも吹き飛ばしてくれました。
<星組>
GOD OF STARS-食聖-
期間:2019.7.12~2019.8.19
コメント