いつも元気をもらえる宝塚歌劇。
どの組も大好きで観劇しているので、#阪急沿線宝塚歌劇を忘備録も兼ねて書いていきます。
「すごく明るい話だよ!」と教えてもらった通り、何度も手拍子するくらい楽しい話でした。
今回のミュージカルは、ウィーン劇場協会が2年前にオーストリアそのものを題材として制作したものです。
今年は日本とオーストリアが樹立して150周年となる記念の年。
そして宝塚は105周年を迎えました。
この素敵なタイミングで「故郷」や「家族」をテーマに日本初演された「I AM FROM AUSTRIA」は、コメディー要素満載で全然重たくありません。
ですが故郷とは、家族とはについて考えさせられました。
ウィーンの老舗ホテル・エードラーで起こる出来事に観劇しているこっちまでドキドキ、ハラハラしっぱなし!
まず、ホテルの跡継ぎ・ジョージ(玉城りょうさん)とオーストリア出身の人気ハリウッド女優であるエマ・カーター(美園さくらさん)との出会いが面白い。
なんと、従業員の1人がエマ・カーターの来訪をツイートしたことがきっかけなのです。
大迷惑&大混乱に陥りますが、人生何が起きるかわかりません。
ただ、このツイートした従業員が可愛くて憎めないのです…!
最後は意外すぎる結末ですが、母性本能をくすぐられる可愛さに好きになる気持ちもわかります。
さて「家族」がテーマということで、エマとの恋愛以上にジョージ家族の変化も気になりました。
両親のホテルへの想いやジョージの考え方など、仲が悪いわけではないけれど理解し合えない状況は共感する方も多いと思います。
そんな中、ジョージと父親との関係がすごく良かったです。
エマとの距離を縮められたのは、父親の言葉のおかげでもあります。
これからご観劇される方は是非、ジョージ家族の変化もお楽しみください。
観劇後は自然と家族のことを考える心温まる舞台でした。
<月組>
I AM FROM AUSTRIA
期間:2019.10.4~2019.11.11
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