阪急沿線を離れて京都小旅(こたび)をしてきました。
突然ですが「玉の輿」の語源をご存知ですか?
「玉の輿に乗る」とは女性が身分の高い人やお金持ちの人と結婚することを言いますよね。
なんとこの語源は江戸時代まで遡り、「生類憐みの令」で有名な5代将軍・徳川綱吉の生母であるお玉こと桂昌院に由来しているそうです。
お玉は西陣の八百屋の娘として生まれましたが、ツテで江戸城に入り、大奥に仕えることになります。
もうこれだけでもすごいのですが、家光に見初められて側室となり、後の将軍・綱吉を産み、絶大な権力を持つようになりました。
まさにシンデレラストーリー。
もちろん家光に見初められるほどの美貌だけでなく、聡明さも併せ持っていたと思います。
そして運。
努力もされたはずですが、お玉ほど運が強い女性はなかなかいないんじゃないかな。
そういこともあり、お玉が「玉の輿」の語源になったことも納得できます。
前置きが長くなりましたが、今宮神社はそのお玉によって復興したため、別名「玉の輿神社」と呼ばれています。
玉の輿だけでなく、強運にあやかりたい方が男女問わず来られていました。
また「阿呆賢さん(あほかしさん)」という重軽石を願い事をしながら持ち上げて、最初に持ち上げた時より軽く感じたら願いが叶うという石があり、こちらも有名です。
私もやってみましたが重さの違いがわからなかったので、努力次第。と勝手に良いように解釈しました。
自分で頑張れることは頑張って、あとはお玉にあやかります…!
<今宮神社>
住所:京都府京都市北区紫野今宮町21
アクセス:市バス46番『今宮神社前』下車すぐ
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