本書は魔女の宅急便の著者、角野栄子の暮らしを紹介しています。
80歳を過ぎているとは思えないほどおしゃれで素敵な暮らしにページをめくる手が止まらず、あっという間に読んでしまいました。
読後、何度も写真を眺めてしまうほど憧れます。
この写真が特にお気に入り。
ワンピースが好きですが、なかなかこれ!というものに出会えないため、生地はご自分で選んで体に合うように仕立ててもらっているそうです。
しかも生地代併せて1万円ほどで。
仕立ててくれる方を紹介してほしい…
ワンピースはほとんど同じ形ですが、柄や生地の質感によって違うもののようになったり、アクセサリーや眼鏡によっても変化するので、おしゃれって奥が深いと思いました。
アレルギーがあるためアクセサリーはプラスチック製の安いもの(300円とか!)を身に着けているそうですが、着ける人が着けたら高そうに見えます。
佇まいもお肌もきれいで、白髪も素敵。
生地を探す時にまず考えるのはメガネのことというほどメガネにこだわっていて、たくさん持っていらっしゃいます。
写真で紹介されていますが、眼鏡によって同じ服でも印象が変わって面白かったです。
家の収納のほとんどを占める本棚や思い出の人形や雑貨たち。
物は多いですが、ただ単にそこにあるというわけではなく、こだわられていたり大切にされているのが伝わってきます。
そして、それぞれが”角野栄子”を形成する1つになっています。
自分が80歳になった時、こんない可愛いおばあちゃんになれるだろうか。
せめて、こんな風に好きな物に囲まれて暮らしたい。
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