エッセイブログ

「お父さん」と「じぃじ」

こんにちは、ライターの小澤まみです。

私は家族と仲が良いのですが、なんとなく父とは壁みたいなものを感じていて。

普通に話したりはするものの、2人で出かけたことはほとんどなく。

それどころか家で2人の時は、「何話そう…」と少し緊張する時もあったくらい。

照れもあるのかな、あまり素直になれません。

友人の中には母親より父親との方が仲が良く、2人で出かけるという子も何人かいて、「いいなぁ」と思うこともありました。

娘が産まれてから、娘の前では父や母のことを「じぃじ」「ばぁば」と呼ぶようになりました。

この「じぃじ」がなんとも心地良くて…!

「お父さん」だと誘いづらいことも、「じぃじ」だと誘ったり話しかけやすくなったのです。

まるで、今まで感じられていた壁が取り払われたかのよう。

「じぃじ、○○(娘)と3人でモーニング行こう」、と全然抵抗もなく誘うことができました。

特に父と叶えたいことはないと思っていましたが(ごめん)…

父と娘と3人でモーニングに行った時、「父とこんなふうに出かけたかったんだ」と気が付き、なんとも言えない幸せな時間を過ごせました。

「お父さん」と「じぃじ」

呼び方が変わっただけなのに、素直になれるから不思議。

娘の前だけでなく、「じぃじ」と呼ばせてもらおう。

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