こんにちは、ライターの小澤まみです。
またまた、「京都ライター塾」の同期のじゅうろうじしょうこさんとのやり取りから。
前にブログでも書きましたが、私は夏休みの宿題みたいに「今やっといたら、あとで楽になる」って考えをずっと持っていて。
そう、楽しみを後回しにしがちなんです。
これは好きな食べ物にも通じていると、しょうこさんとのやり取りで気が付きました。
私、好きな食べ物をあとで食べるタイプなんです。楽しみを最後にとっておきたい。好きなもので締めたい。
でもある時、「それだと誰かに取られたり、腐るで」と言われてハッとしました。
腐るまでいかなくても、冷めたり、常温で温まってしまうこともありますよね。
出来立てが1番おいしいはずなのに、そのおいしさを逃していたな…と。
しょうこさんとのやり取りは、「この我慢癖のせいで、今まで損していたのか…」と後悔しながらも、弟のことを思い出させてくれました。

弟は好きなものから食べます。真っ先に。きっと子どもの頃、私が弟の分も奪っていたので、身に付いたのかもしれません。
で、食べちゃっても、家族や他の誰かからもらっていたんです。食べても減らない、という。
以前、家族やみんなで、京都のとある料亭で食事をしたことがあって。
その時、えびの天ぷらが出てきて、えび好きの弟は真っ先に食べていたんです。
自分のえびの天ぷらはなくなりましたが、当たり前のように他の人からもえびの天ぷらをもらっていて。お皿がえびの天ぷらだらけに。
そしたら、こともあろうにお店の人に無理を言って、そのえびの天ぷらで、えび天丼にしてもらったんです。
「どうなんそれ?めっちゃ迷惑やん」と思いましたが、ものすごくおいしそうでした。
弟曰く、出汁がきいていて、今まで食べたえび天丼の中で1番だったそう。
弟は好きなものを先に食べたけど、なくなるどころか何倍にもなって返ってきて。さらに料亭のえび天丼に変身。
好きなものや楽しみを先に味わうと、あとからもっと嬉しいことがくるのかもしれません。
そして、好きなものを好き!と周知させるのも大事。いくら弟がえびが好きでも、言わなければ、周りが知らなければ、弟の元にえびが集まってくることはなかったと思うので。
私は長女なので、誰かに取られる心配もなく、ゆっくり好きなものを食べていましたが…
でももっと深く考えたら、食べ物に限らず、例えばいつか行きたいと思っているお店も、早く行かないと閉店してしまうかもしれない。食べたいと思っているメニューも、急に変更されてなくなってしまうかもしれない。
遠慮せず、幸せの先取りをやっていこう。
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