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〈石田ゆり子〉京の手習いはじめ

石田ゆり子と京都。

私の大好きが詰まった1冊。

読まないわけにはいきません!

石田ゆり子が毎月京都を着物で訪れて京繍や茶事などの体験をしたり、貴船や町屋で過ごすというなんとも羨ましい企画を本にしたものです。

しかも1年間!

なかなか厳しそうですが、どの体験も興味深くてやってみたいと思いました。

特にお掃除。

とあるお茶室では「舞妓さん達の白足袋が汚れないことがお茶室の心意気」と言って、「1に掃除、2に掃除、3、4が無くて5に掃除」という心得があるほど。

「これ以上きれいになりません!」というくらいきれいにしてみたいです。

心のモヤモヤが晴れるはず。

掃除や4時間の正座など体験というより修行に近い気もしますが、なかなか体験できないことなので面白い企画でした。

文章が優しくて、京都への思いが溢れています。

私も京都が大好きですが、もっと文化や伝統について学びたいという好奇心もかきたててくれました。

また、写真がたくさん載っていて見応えがあります。

京都の街並みもお料理もたまらなくいいのですが、石田ゆり子の着物姿が本当に素敵。

それぞれの場所にふさわしい着物はお道具を引き立たせたり、よく歩く時は気軽に着られるようにと見立ててくれているので、どのシチュエーションでも馴染んでいます。

それらを着こなす石田ゆり子がすごい。

そして、なんといっても若い!

今から10年ほど前に発行されたので、当たり前といえば当たり前なのですが…

当時もすごくきれいで品があるのですが、今の方がさらに優しい顔で歳を重ねるごとにきれいになっています。

こんな風に歳を重ねたいと思う目標です。

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