エッセイブログ

【左京区|下鴨神社】赤色の番傘、白砂、朱塗りの楼門…結婚式の舞台は、コントラストが美しい世界遺産。

こんにちは、ライターの小澤まみです。

今回は私が結婚式を挙げた思い出深い場所、下鴨神社をご紹介します。「京都の神社で結婚式」をすすめたい!良さをもっと知ってもらいたい!と勝手に連載するきっかけになったくらい、大好きな神社です。

国事や国民の幸せを願う神社

糺の森。特に新緑の季節が好き。

正式名称は『賀茂御祖(かもみやおや)神社』。鴨川の下流に祀られているお社のため、下鴨神社と呼ばれています。国家国民の安穏と世界平和を祈願する守護神。そして、縁結びや子育ての神様としても、人々の暮らしを守ってくれています。創業は不詳ですが、京都最古の神社の1つで世界遺産。

場所は、鴨川と高野川に挟まれた三角地帯に位置しています。京阪電車「出町柳駅」より徒歩12分。参道に広がる糺(ただす)の森は、荘厳な空気が漂い、パワーがみなぎっています。清々しい“気”をいただきながら歩いて行くと、見えてくるのが下鴨神社のシンボルでもある、高さ13mの巨大な楼門。鮮やかな朱色の楼門をくぐると、どちらも国宝の東西2棟の本殿があります。

縁を結び、幸せを祈願してくれる場所

控室から結婚式場までは、巫女の参道により三進します(花嫁行列)。赤い番傘をさして、白砂が敷き詰められた境内をゆっくり歩いて行く姿は、見た目にも華やか。季節によっては桜、新緑、紅葉、雪景色が彩りを添えてくれます。

結婚式が執り行われるのは、重要文化財に指定されている『葵生殿(あおいでん)』。一般には入ることができない特別な場所です。格式が高く、凛とする空間で流れる雅楽の生演奏は幻想的で、タイムスリップしたかのような気分が味わえます。さらに、舞台は世界遺産。きっと一生の思い出になるはずです。

『河合神社』の鏡絵馬。鏡絵馬に化粧をして奉納します。

境内の中には、美の神様・河合神社、縁結びの神様として有名な相生社(あいおいのやしろ)が鎮座しています。河合神社で美を、相生社で恋愛成就を願い、下鴨神社で結婚式を挙げて、子育てを見守ってもらう。これ以上ないコースですよね!

2,000年以上の時を超えて今なお、人々の幸せを願い続けてくれる下鴨神社は、結婚式を挙げる場にふさわしいと思います。

詳細情報

【下鴨神社】
住所:京都市左京区下鴨泉川町59
アクセス:京阪電車「出町柳駅」より徒歩12分
初穂料:10万円
対応人数:30人
駐車場:あり
HP:下鴨神社|賀茂御祖神社 (shimogamo-jinja.or.jp)

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