京都の神社で結婚式

心地よい緊張感が味わえる!神前式の流れ

こんにちは、ライターの小澤まみです。


前回の続きで、今回は神前式の基本的な流れをご紹介します。

所要時間は、入退場合わせて30~40分ほど。神主が斎主として、式を執り行います。神前式では数種類の儀式が行われますが、神社や会場によって流れが異なるので、あらかじめ確認しておくのがベター。

下神神社では『葵生殿(あおいでん)』で結婚式を執り行います。雅楽の生演奏がとても良かったです。

①三進の儀
出席者の入場を意味し、斎主、巫女の先進により、三進します(花嫁行列)。
整列順序は、新郎新婦、父、母、兄、姉、弟、妹、親族等。

②入場
神前に向かって右側に新郎側親族、左側に新婦側親族が座ります。

③修祓(しゅばつ)
祭儀を行う前のお祓いの儀式。
斎主が祓詞(はらいことば)を述べて、新郎新婦や参列者を祓い清めてくれます。

④祝詞奏上(のりとそうじょう)
斎主が神前に祝詞(お祝いの言葉)を読み上げ、ふたりの結婚を神様に報告します。

⑤三献(さんこん)の儀
新郎新婦が杯(さかずき)を交わし、夫婦の契り(約束)を結ぶ儀式。
小・中・大、3種類の杯で、それぞれ3回ずつ、合計9回飲むため「三々九度」とも呼ばれています。

⑥指輪交換
チャペル式でのイメージが強い指輪交換ですが、希望する場合は行うことができます。

⑦誓詞奏上(せいしそうじょう)
新郎新婦が神前に進み、一礼して、新郎が誓いの言葉である誓詞を読み上げます。新郎の活躍の場です。

⑧玉串拝礼(たまぐしはいれい)
新郎新婦が玉串を神前に供え、二礼二拍手一礼をして、自席に着きます。
※玉串…榊に紙垂(しで)を付けたもの。神様と人をつなぐ役目。  
 紙垂…白いギザギザの紙。

⑨親族代表者玉串拝礼
両家の代表者1名ずつ神前に進み、玉串を供えます。続いて参列者一同起立して、代表者に合わせて、二礼二拍手一礼を行います。

⑩親子固めの杯
新郎新婦と両家の親族が杯を交わし、「親族同士のつながり」を固めます。

⑪斎主のあいさつ
斎主から祝辞が述べられ、参列者一同、神前に拝礼します。

⑫退場


漢字が多く、難しそうに感じるかもしれませんが、巫女さんたちがサポートしてくれるので大丈夫!心地よい緊張感をぜひ味わってください。


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